コロナの後遺症に悩まれたI様の回復
こんにちは。
杉並区下井草の女性専用サロン、「整体・ピラティス うさぴこ」です。
こちらのブログの投稿はすっかりご無沙汰になりましたが、久しぶりに更新します。
今回は6月からご利用をいただいているI様のお体の変化をつづっていきます。
I様は60代の女性です。
今年の6月に初めて当サロンをご利用いただいたときには「ピラティスの体験」をご希望でした。
その際にお話を伺ったところ、
- 今年(2024年)2月中旬にコロナに罹患
- コロナで入院中に左股関節に炎症が起こり、歩行が困難になった
- 2ヶ月弱入院した後退院したが、体調が戻らず日常生活に支障があり、仕事も休職中
ということを、小さな声で、息を切らしながらお話してくださいました。
●当サロンをお選びいただいた理由
「自宅から近かった」ことと「パーソナルレッスン」であること。
●からだをどのように変えたいか
体力をつけて、スムーズに歩けるようにしたい。
コロナの後遺症で呼吸器の異常や体力の著しい低下を耳にすることはありましたが、
股関節に炎症が起こることは、その病院でも珍しいケースということでした。
股関節痛により杖に頼らざるをえず、今後も手術をしなくて済むようになんとかしたいという
切実な想いがひしひしと伝わってきました。
経過
・(初回)ピラティス体験:
体を疲れさせずに全身の機能を呼び覚ます「リセットプログラム」を中心に実施。
この時点では呼吸の浅さが目立ち、
発することばにも見通しの立たない未来への不安が感じられました。
・2回目以降:
毎週1回、当サロンに通われるようになりました。
施術は長時間の座位の姿勢が辛いのと、
身内の鍼灸師の方に定期的に体を診てもらっているとのことで
「体を動かしたい」というご希望が強く、
約60分(内10分程度はお話タイム)軽い動きを中心に
リセットプログラムやピラティスを実施しました。
注意したのは、過度に疲れさせないようにすることで、
前回のレッスン後の体の様子を確認しつつ、
その日の体調や動きを見ながら、少しずつ負荷を上げて様子を見守りました。
うさぴこから見た心と体の変化の様子
当人は自分の変化があまりよくわからない様子でしたが、
徐々にできる動きが増えていきました。
例えば、腿の上に足を乗せてできなかったフットケアが、
6回目頃には普通にのせられるようになりました。
また、7月に入ると暑さもあって、それまでかけなかった汗をかけるようになり、
動いた後に息が上がらなくなってきました。
8月になり10回目をすぎる頃になると、仕事への復帰の計画が立てられるようになり、
立つ、歩く姿も初期の頃に感じていた不安定感が薄らいで、しっかりしてきました。
この頃になると、本人にもようやく回復の実感が感じられるようになってきた様子が見られました。
9〜10月には気温の変化や暑さの疲れもあって食欲の落ちる時期がありましたが、
外出の範囲が広がり、最低限の用事以外家にこもっていた生活から徐々に
散歩や買い物といった用事を短時間済ませたり、
バスでの移動もできるようになってきました。
杖はなくても歩けますが、まだよろける心配があるのと、
周りへの注意喚起の意味も含めて使用を続けていらっしゃいます。
そしてサロンのご利用回数も20回を迎え、
いよいよ来週からお仕事に復帰をすることになりました。
月末には大好きなアーティストのライブに参加をする予定も立っていて、
最初の頃よりもずっとお元気な様子に、わたしの喜びもひとしおです。
体型と姿勢の変化
上の2つの画像を並べてみると、こんな感じです。
(左が1ヶ月頃、右が4ヶ月経過)
「この画像を友だちに見せたら、(見た目の)年齢が違う!って驚かれましたよ」
嬉しそうにご報告してくださったI様。
ふふふ、そうでしょうそうでしょう。
正面の変化は一見わかりにくいのですが、
横向きになると姿勢と体型に明らかな違いがあるのがわかります。
もともとI様は、コロナ罹患後には13kgほど痩せてしまい、それでも最近3kgほど戻ってきたとのこと。
「やせて張りがなくなってシワシワだった腕も、だいぶスッキリしました」
コロナ以外にも様々な病気を経験し、頑張ってこられたI様。
お仕事に復帰した後は来院頻度も以前より少なくなりますが、
今後もさらなる回復を目指してI様を応援していきたいと思います。