3D解剖学に参加してきました
お久しぶりです、うさぴこです。
先日、ピラティスの教育プログラムを展開するBalanced Body®が開催する「3D解剖学」に参加をしてきました。
資料も講義も英語なので(通訳あり)、英語がさっぱりの私にはなかなかハード(笑)
それでも最低限の解剖学の知識や動きの基本がわかっているお陰で何とかついていくことができました。
フランクリンメソッドLevel1を受けておいて良かった…
先生のお手本を見ながら、粘土を筋肉のパーツごとに成形していきます。
そして骨盤から順々に模型に貼り付けていくのです。
立体的に組み立てていくことによって何が良かったかというと、
平面では わからなかった筋肉の連なりや隙間、大きさ、長さをよりリアルに
理解することができるということ。
例えば…
恥骨櫛(ちこつしつ)
恥骨上枝(ちこつじょうし)
恥骨結節(ちこつけっせつ)
恥骨下枝(ちこつかし)
というふうに、場所によっていろいろな名前がついています。
これらをざっくりひとまとめにしたとき、
自分のからだだと10cmあるかどうか、という長さなのですが、
この恥骨に付着する筋肉はいくつぐらいあると思いますか?
今回の講座では全ての筋肉を網羅はしていませんが、
ここでは7つの筋肉を前から後ろから裏から表から、様々な形でくっつけていきました。
ももを内側に閉じる内転筋群や、シックスパックの腹直筋もここについています。
実際にくっつけていくと、恥骨が混み合っている…!!という印象を持ちました。
この決して広くはない場所に、これだけの筋肉が上手に収まっているわけです。
(ちなみにこの画像の筋肉の太さや付き方には、制作者の個性と技術力が反映されています。あくまで参考程度にご覧ください)
産後の方は、骨盤の前傾、後傾その他の動きが苦手な方が多いのですが、
妊娠中赤ちゃんがお腹にいる状態でバランスを取ろうとすると、
骨盤を大きく傾けた姿勢をとりがちになります。
そうすると、骨盤の恥骨だけでもこれだけたくさんの筋肉が付着しているわけですから、
骨盤の傾きに引っ張られて、
すごく働く筋肉と、怠けてしまう筋肉と偏りが出てしまうわけです。
その結果、筋肉が緊張して血流を悪くし、あちこちに痛みを引き起こす原因となります。
からだの構造を立体的に理解するということは、とても貴重な体験で大変勉強になりました。
講師のJoy Puleo先生と。
とても優しくて温かく、情熱的で素敵な先生でした。
ああ、英語が理解できたらもっともっと楽しめたでしょうに…!
どのセミナーにもいえることですが、
全ての内容を1回で咀嚼し自分の骨や肉とすることは難しいです。
けれど積み重ねていくことで、知識の点と点がつながり、
線となっていく驚きや興奮はえもいわれぬ面白さがあります。
からだのこと、動きのこと、いろいろな見方ができるようになると面白いですよ!
あ、そうそう、この模型は持ち帰ることはできず、最後は身ぐるみを剥いで
きれいにして返却しました…
さらば友よ…
うちのぐれこさんでどうにか復習したいなあ。
(粘土はイヤッ!)…ですよね。