胸郭のはなし②
こんにちは。うさぴこです。
今日の下井草は大風が吹いています。
あら〜〜看板が出せなーーーい!
それは置いておいて、前々回ですが、こんなお話をしました。
胸郭は3つの骨で構成されていて、100以上の関節がある。
最後に出した問題を覚えていますか?
①もしこの胸郭が、
歪んだまま固まってしまったとしたら、
どうなると思いますか?
そして
②胸郭の歪みはケガや病気以外に何が原因で起こるのでしょうか。
皆さんはどんな答えが浮かびましたか?
①はどうでしょう…
・姿勢が悪くなる
・呼吸がしにくくなる
……
…と、こう書くとなんだかネガティブですね〜。
息苦しさを感じるのは気のせいかしら?
ちょっと問題をいい換えてみましょう。
胸郭の歪みがとれると、どんな良いことが起こるのでしょうか。
- 呼吸がしやすくなる
- 胸郭が楽に動くようになる
- 肩が楽に動くようになる
あとは
- 姿勢が整う✨
もしかするとこれが最大のメリットかもしれませんね。
見た目の美しさ、バランスの良さは人に良い印象を与えるだけでなく、
自分の自信にもつながるからです。
では、
②胸郭の歪みはケガや病気以外に何が原因で起こるのか
ですが、おわかりでしょうか?
答えは、
「不適切な姿勢」や「動きの習慣」によって、胸郭の歪みは起こる のです。
電車や街中で観察をしていると、いろいろな姿勢の人がいます。
きれいな姿勢で歩いたり、座ったりしている人はほんの一握り。
大抵の方がスマホを見たり、何かによりかかるようにして背中を丸めています。
不適切な姿勢を続けていて、なおかつ運動をしていないと、
胸郭だけでなく、からだのバランスが崩れてしまいます。
(ただしスポーツをしていても、使われる筋肉に極端に偏りがあることで
姿勢が崩れる場合もあります)
ではどうしたら良いのかというと、
あらゆる方向に胸郭を動かす!
上のイラストのうさぴこは、座った状態で、胸郭を前後左右に曲げたり伸ばしたり、
そしてねじる、まわすといった回旋の動きを行なっています。
日常ではこれらの動きが組み合わさって、複雑な動きが可能となるのですが、
まずは分解して1つ1つの動きを丁寧に行なってみましょう。
ただしこのとき、下半身を安定させる必要があります。
そうでないと胸郭の動きにくさを骨盤の動きで代償してしまい、
本当に動かしたい場所が動かせないまま、
「動かしたような気がした」で終わってしまうからです。
その上で、これらの動きを組み合わせたピラティスムーブメントに発展させていきます。
ただ動かすのではなく、動かしたいポイントを適切に動かすことがポイントです。
一通り行うだけで、胸郭の動きがみるみる良くなっていきます。
整体なしで、これらの動き(ムーブメント)を1通り行うだけでも確実に変化を
実感することができます。
そして胸郭のサビを落とした後に、肩周りの動きにつなげていくと、
土台の上を肩甲骨がなめらかに動く様子が感じられるようになります。
うさぴこでは通常、初回はカウンセリング+整体、動きの見直し、ピラティスのいずれかを
組み合わせていきますが、
初回からこの胸郭ムーブメント(猫背改善プログラム)をご希望の場合はその旨お伝えください。
おからだを見ながら無理なく動かしていきます。
春の装いも美しい姿勢があってこそ!見栄えがします。
この機会にぜひご利用ください。