どこ座る?

赤ちゃん人形のぷぷさん

こんにちは。
梅がそこかしこで咲いていますね。
妙正寺川沿いでのんびり日向ぼっこする人の姿も見られるようになりました。

今日は皆さんの「座る場所」に目線を向けてみましょう。

 

バランスボールとイスに座った抱っこ人形

 

普段、家の中に座る場所はいくつくらいありますか?

 

 

サロンではぷぷちゃんが座っているこの茶色の椅子と、バランスボール、それに床が
私の「座る場所」です。

まずこの椅子は、机と高さが合うので事務作業には向いていますが、
長時間座っているとお尻がカチコチになって疲れてきてしまうという難点があります。

 

一方のバランスボールは机との相性はいまいちですが、椅子に疲れてきたときに座ると
お尻がふわ〜っと柔らかくなる心地がするのですよ。

例えていうなら運動会の大玉送りで使われる大玉のようなごわごわなお尻が、
ふわふわな和菓子の羽二重もちになるかのような(笑)

 

 

バランスボールは空気が7割くらいしか入っていないゆる〜い状態です。

柔らかい分、座面が広くなり緊張感から解放され、
猫背がちな姿勢をリセットしたり、
床に座って背もたれ代わりにすることもできるので大変ありがたいアイテムです。

 

 

「座る」という動作は日常の中でもごくありふれた動作の1つです。

座る場所がいくつかあると、高さや座り心地、見える景色が変わり、
それだけで「抱っこ」や「授乳」の姿勢や環境、気分を変えることができます。

 

いつも同じ姿勢、同じ場所で同じ動作を繰り返していると、
どうしても使われる筋肉に偏りが出て、同じ場所に疲労をためやすくなるので、
座り心地を変えたいなと思ったら、できるだけ今あるものを利用して
高さや座り心地に工夫をしてみましょう。

 

たとえば1枚のバスタオル。
固いなあ、と思う椅子にしいてみたり、床であぐらをするときに坐骨の下にちょこっと挟むだけで
お尻のポジションを微妙に変えることができます。

 

枕もそうですが、人のからだは精密なので、数ミリの変化がからだや心にも大きな影響を与えることがあるのです。
「こんなものか」と諦めてしまうと、変化は何も起こりません。
心地悪いな、と感じたら、まずは何かをやってみましょう。

 

 

 

このサロンを始める前、整体院に勤めていたとき、
たまにベビーシッターをすることがあったのですが、
そのときによく院内のいろいろな椅子に座って赤ちゃんをあやしていました。

座る高さ、心地が変わると抱っこをする体勢を変えられて、
また赤ちゃんの視界も変化するので気分転換にもなります。

さらに抱っこやおんぶの武器が増えれば
場所 ✕ 抱っこ の数だけバリエーションが広がっていきます!(*^▽^*)ノ

 

 

…とはいえ、「何をやってもうまくいかない」という場面に直面することもあるでしょう。
そんなときには自分を責めたりしないで、想いを誰かと分かち合えるといいですね。

「私はこういうふうにしたら泣き止んだよ」
「うちの場合はね…」

 

椅子に限らず、居場所をいくつか作っておくことはとても大切なことです。

このサロンも、選択肢の1つとしてご利用いただけると嬉しいです。
一人でお子さんと向き合って辛いとき、笑顔でいるのがしんどいとき、
抱っこやおんぶを見直してみてはいかがでしょうか。

 

桜の花びらを巻くうさぴこ