玄米食の補足
こんにちは。整体・ピラティスうさぴこです。
立春を迎え、気温の上下が激しくなりましたね。
皆さんのからだの調子はいかがですか?
さて今回は、先日投稿した玄米の記事について少し補足をしたいと思います。
玄米いいよ!との想いを全面に押し出した、若干厚かましい内容になっていたかと思いますが、後から読み返すと言葉が少し足りなかったかなあ、と感じました。
ここで伝えたかったのは、あくまで自分に合った食を見つけることがメインであって、玄米はその提案の1つであるとご理解ください。
その上で玄米を始めたいな〜と思っている方にお伝えしたいことがあります。
まず、
①いきなり0から100を目指さない
例えば、消化の弱い人が頑張っていきなり玄米を始めるというのは無理があります。
そういう人はおそらく、普段からパンを食べることが多いと思うのですがいかがでしょうか。
その場合、まずは
パン → 白米
に変えるところから始めてみてください。
そうはいっても、
「パン大好き!そんなの絶対無理!!」
という人もいることでしょう。私も苦労しましたからよくわかります。
いきなり0から100に変えるのは、普段山登りをしない人に富士山を目指せ!というのと同じレベルで大変なことです。
でも、毎朝のパン食の回数を減らしたり、パンでも甘いもの(ジャムとかヨーグルトとか)との組み合わせをやめて、野菜炒めなどの塩分と組み合わせてみる、というのはいかがでしょうか。
それならまだ、からだへの負担が少なくてすみます。
それを続けて、自分の調子をみてみる。
最低でも2週間。
主に寝覚めの状態、食欲が目安となるでしょう。
②玄米の炊き方、浸水時間について
食欲が出て、寝覚めも良くなって、お腹が元気になってきた!と実感できたら。
それは消化器が整ってきたサインです。
そこからさらに良くなりたい、と思うのであれば、今度は七分搗き+白米にしてみると良いと思います。
精米の度合いが白米に近く、食べにくさがほとんどないのでおすすめです。
ただし。
自力でいろいろ調べられた方の中には、玄米の炊き方や浸水時間について様々な情報があって、
「どれが正しいの?面倒くさい!!」
と頭を抱える方も少なくないと思います。
例えば…
・糠に含まれる「アブシシン酸」「フィチン酸」の毒性を無毒化するために、最低12時間は浸水させておく必要がある
という説がある一方で、
・長年玄米を食べているけれど、浸水時間1時間で十分
という人もいたり、圧力鍋がいいとか悪いとか、ホントに様々な情報があります。
結局、どちらが正しいかどうかわたしにはわかりませんが、無理のない方法で続けてみるのが一番良いかなと思います。
例えば毒素が怖いな、と思ったら、前日の夕食後にお米を研いで浸水させて、翌日水を交換してさらに浸水させておけばいいわけです。
でも、日中働いていて、そんなにこまめに水も交換できないし…という人がそれをやるのはちょっとしんどい。
そうしたら、1時間の浸水で玄米生活を続けていて元気な人もいるわけなので、そちらのやり方を真似するのも良いでしょう。
それでも毒素が怖いなら、無理して玄米を食べる必要はないんです。
白米でも十分。
情報を選んで、何をとるかは自分次第なのだということを、忘れないでいてください。
そしてそれはいつでも始められるし、止めることもできるのです。
③よく噛むこと
それから、玄米食に限ったことではありませんが、「よく噛むこと」。
以前「天気痛」のお話をしたときに、噛みすぎると耳管や顎に負担をかける可能性がある、というお話を紹介したのですが、それじゃあ話が真逆じゃない!と突っ込みたくなる方もいらっしゃるでしょう。
要は奥歯だけで噛みすぎるのが良くないので、全ての歯を使って噛めばいいのです。
だって奥歯ばっかり使うと、顎が疲れてしまうし。
そう考えると、顎関節症の人には、玄米食は負担になる可能性があります。
あくまで、今の自分に見合ったやり方、食事を選ぶこと。
決して無理せず、気楽に始めてみてくださいね。