テーマは「関節」
こんにちは。
杉並区下井草の「整体・ピラティス うさぴこ」です。
ゴールデンウィーク、いかがお過ごしですか?
先週ようやく、「うさぴこレターvol.3」を発送しました。
このレターはうさぴことご縁のあった方々に、月1で発送しているお手紙です。
A4版サイズなので、郵便受けの中でもかなり目立ちます。
今回の作業中、様々な困難があり、
やや遅れての発送となってしまいました。
詳しくはコチラ↓
うさぴこレターvol-3、制作中
さて、その中身ですが。
今回のテーマは「関節」です。
関節、というのは実は、
「動きのある関節」と「動きのほとんどない関節」
に大きく分けられるのですが、
肘や膝など、ごく一般的に関節といわれる場所には『動き』があります。
それらの動きのある関節には、
上のイラストのように、骨と骨の関節面の間に空間(上では緑で示した場所)があって、
そこに「滑液」という液体が入っています。
そのためこの関節のことを、フランクリンメソッドでは「滑液関節」といいます。
(通常は、滑液を作る滑膜から名前をとって「滑膜関節」と呼ばれる方が一般的です)
それはさておき。
この滑液の役割をご存知でしょうか。
上の画像の赤字で示したように、
①関節軟骨に栄養を補給する
②関節面(骨)の摩擦を減らし、運動を滑らかにする
③関節面にかかる力を吸収する
といった役割があります。
今回、レターの中では①の関節軟骨に注目しています。
関節軟骨はここ、水色の部分です。↓
骨の先端(関節面)にあり、この軟骨は常にすり減っては再生を繰り返しています。
この関節軟骨には、血管がありません。
つまり血液から栄養を補給することができないのです。
でも、すり減った軟骨を再生させるためには栄養が不可欠。
その役割を果たしてくれるのが、「滑液」なのです。
では、その滑液は、どこで作られるのでしょうか?
上の図ではピンクで色づけされた場所をみてください。
これが滑液を作る、滑膜です。
ここでは詳しく触れませんが、滑液を入れる二重構造の袋(関節包)の内側にあります。
滑膜は、滑液を作ってくれるのですが、
作るばかりでは滑液が増えてしまって、限られた空間から水分があふれてしまいます。
そのため滑膜は、作ると同時に古くなった滑液を吸収する役目も担っています。
でも、ただそこにあるだけでは、この「生産」と「吸収」は起こりません。
せっかく「動く構造」を備えているからには、
やはり動くということ、運動が大切なのです。
その様子をイラストで示してみました。
ちょっとわかりにくいかもしれませんが、
この絵はスポンジを握ったり、放したりしているところをあらわしています。
スポンジをただ水に入れただけでは、水分をちょこっと含むくらいしかできませんが、
握ったり、放したりすることで水分の循環が起こります。
つまり滑膜は、運動することで、常にみずみずしい滑液を循環させ、
すり減っては再生を繰り返す関節軟骨を元気に保つことができるのです。
レターには簡単にできる膝のエクササイズも紹介しています。
膝が痛むけど、医者には「運動しなさい」といわれている、そんな人にお勧めです。
このレターはサロンの入口にある看板に差し込まれています。
ぜひお手に取ってお読みください。