爪のお話

こんにちは。
杉並区下井草の整体・ピラティス うさぴこです。
 
突然ですが、ご家族の足の爪、定期的にチェックしていますか?

 
女性の素足
 
 
私の夫は短期間によく靴下に穴を開けます。
下手をすると1シーズンで穴を開けます。
 
別に営業職というわけでもないのに、なぜ?と思い、
定期的に夫の爪をチェックをするようになったのですが。
 
 
見ると、彼が切った後の爪は、中心がツン!ととがっていているのです。
 
尖った爪がにやりと笑うイラスト


…見るからに危ないし、そりゃあ靴下に穴も開きますよ。
 
そんなわけで発見するたびにカットし、言い聞かせたところ、
ようやく尖らない爪の形に切れるようになってきました。
 
 
でも、大事なことを見落としていました。
 
それは…
 
 
 
 
 
 
 
深爪と、両端の切り方です。
 
 
 
 
 
 
 
 
普段は本人が気にしていないのと、
特別痛む様子がなかったので、深爪に関しては放っておいていました。
 
けれど先日、あるイベントに参加したときに、
痛みを引き起こしてしまったようです。
 
 
 
そのイベントとは、つくばりんりんロードを100km歩くというウォーキング大会。
初出場した彼は、21時間かかって無事にゴールをすることができました。

 
 
でも、練習中はまったく苦にならなかった10数kmを過ぎたあたりから、
足の指が痛くなってきたそうです。
 
 
そこで真っ先に痛んだという足の指を見たところ、
爪がこんな風になっていました。

足の親指の深爪
(おじさんの爪でお目汚し失礼します…)
 
 
親指の外側に、ツン、と尖ったところがありますよね。
この、思春期の中学生のささくれだった心のような、棘のようなでっぱり。


イベントの前で、気合が入ったのでしょうが、
爪全体を深く切りすぎている上に、
端っこを切り損じて残してしまっていたのです
 
 
 
このままだと、圧がかかるたびに爪が皮膚にくいこみ、
炎症を起こして痛みが生じ、
ひどくすると歩くことが困難になります。

彼の場合はそこまでには至らなかったようですが、
それにしてもこの足でよくもまあ、100km完歩できたものです。

(40kmあたりからリタイアを考えていたそうです)

 

 

 

私は爪の専門家ではないので、改めて爪の理想的な切り方を調べてみたのですが、
先端は丸みを出す、というよりも四角い形の「スクエアオフ」という形が
良いそうです。
正しい爪の切り方、スクエアオフを示すイラスト

先端は指先からはみ出ない長さで四角い形に切り、
角にヤスリをかけてあげると、伸びる過程で皮膚にくい込む
巻き爪や陥入爪といったトラブルを防ぐことができます。

 

 

 

そんな爪の話をしていたら、夫は

「爪なんてなくてもいいのに」

というのですが、いやいやいや何をおっしゃいますやら。

爪は「必要だから」そこにあるのですよ。
なかったら何が困ると思います?

ホームズ風の考えるうさぴこ

 

 

私達の足は、爪をひっくるめて「足」なわけです。

足はそもそも、私達の身体を支える「基盤」としての役割と、
前へと進む「推進力」を生み出す両方の役割を担っています。

 

もし爪がなかったとしましょう。

果たして、重さを安定して支えることと、
力を生み出し前へ進むことができるでしょうか。

 

手であれば、物をつかむ、磨く、押さえる、握る…
それらを問題なくこなすことができるでしょうか。

 

 

爪は、なければ困るけれど、単にあるだけでなく、
健康で、形が整っていることが、身体本来の動きを助けることにつながります。

だからこそ爪が健やかでいられる食生活や運動習慣、歩き方、
靴の選び方、爪の切り方といった内外からのケアが大切なのです。

 

これからの季節、サンダル履きで出かける機会が増えると
足先が無防備になります。

爪の伸び過ぎはケガの元になりますが、
切りすぎも炎症を起こす原因となるので注意が必要です。

ご自分の爪はもちろん、ご家族の爪もたまにはチェックしてみてくださいね。
 
 
 

自分の力で、いつまでも元気に、長く歩き続けられますように。

 

リュックをしょってお出かけするうさぴこ