生理をととのえる習慣(3)
生理をととのえる習慣、3つ目。
それは、「早く寝ること」。
子どもの頃から誰しもいわれることば、「早く寝なさい!」
寝ろといわれても、なかなか寝付けず怒られて。
なんで早く寝ろっていうんだろうって不思議に思っていました。
「寝る子は育つ」ということばの通り、睡眠中には脳の下垂体から「成長ホルモン」が分泌されます。
このホルモンは、骨や筋肉などの発達を促してくれるのです。
実はこれ、子どもの頃にかぎったものではなくて、おとなになった今でもちゃーんと分泌されているんですよ。
量は年々減ってきているんですけどね。
おとなになると、成長させる役割よりも、肝臓や筋肉、脂肪など様々な臓器で行われている代謝を促す働きがメインになってきます。
でもでも、「睡眠」に秘められたパワーはそれだけではありません。
成長ホルモンも大事ですが、生理をととのえるためにはただ寝るだけじゃあ足りないんです。
では、本日の主役をご紹介しましょう。
はい、この臓器、ご存知でしょうか。肝臓です。
自分のからだの肋骨の右側にあり、重量は2kg以上。
人体最大の消化液分泌腺を持っている臓器です。
肝臓といえば「肝心」の肝。
沈黙の臓器とか、再生力が高いとか、お酒でやられる、など、肝臓と聞いて思い浮かべるイメージも様々あることでしょう。
■肝臓は働き者
肝臓は、
・たんぱく質やブドウ糖、脂肪分などの栄養分の貯蔵と加工
・アルコールや薬、老廃物などの解毒
・胆汁の育成・分泌
・ホルモンの分解
など、実にさまざまな役目をこなしています。
めっちゃ働き者です。
だからこそ、その肝臓がダメージを受けると、困ることがいっぱいあるわけですが、逆にいうと、それだけたくさん助けてもらっているんですね。
■肝臓は蘇生力が高い
そしてもう1つ、肝臓のすごいところは、70%を切除しても元に戻るという蘇生力の高さにあります。
万一肝機能障害が起こったり、肝臓の一部を失う手術を行ったとしても、残された肝臓の細胞が肥大したり増殖をすることで、肝臓の容積や機能を回復させることができるのです。
こんなすごい機能をもつ肝臓に、いつまでも元気で働いてもらうためには、
「何時から何時に睡眠をとるか」
が、とっても重要になってきます。
■肝臓が蘇り、血がきれいになるゴールデンタイム
肝臓が蘇生するのに必要な時間帯をご存知ですか?
それが23時〜3時なのです。
正確に言うと、肝臓は1時〜3時に最も元気に働くことができるのですが、東洋医学で肝臓とペアになっている「胆嚢(たんのう)」は、23時〜1時にもっとも働きます。
なのでそれを合わせた23時〜3時がゴールデンタイム!なのです。
この時間帯に寝ていれば、
活動のために全身を巡っている血が、肝臓に戻ってくることができる
↓
肝臓の解毒作用が働いて、血がきれいになる
↓
翌日きれいな血が全身を巡ることができる
&肝臓自身も元気になれる
…なんとまあステキな機能じゃありませんか!
肝臓!ありがとう!!\(^o^)/
もし生理中、経血の中に塊があったり、色が黒ずんでいることがあるという人は振り返ってみてください。
いつも何時に寝ていますか?
そして、何を食べていますか?
心当たりがある方は、とりあえず22時半〜23時には布団に入りましょう。
その前に布団に入れたらなおベストです。
毎日はできなくても、1週間のうち1日でもそれができたら、自分のことを褒めてあげてくださいね。
肝臓は東洋医学の五行でいうと「春」、ちょうど今の季節にエネルギーが高まります。
でも肝臓の元気がないと、目や首に症状が出たり、イライラしたり、頭に熱がこもったりするのです。
花粉症の症状が強い人、のぼせたり神経質になって、やりたいことが思うようにできない方。
ぜひ早めの睡眠を心がけて、きれいな血がからだを巡るようにしてあげてくださいね。
ちなみに北海道の友人が、睡眠と美容のコラムを書いています。
ピラティスの情報なども満載で、とても勉強家で、アトピーで悩んだ過去があるとは思えないくらいピカピカな肌をした素敵な女性です。
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3ヶ月で生理をととのえた、わたしの食事を毎日更新しています。
ちなみに、今製作中のうさぴこレターも食絡みです。
しばしお待ちくださいませ!