うさぴこレターvol.5

本日は久しぶりに朝から晴れました。
杉並区下井草の整体・ピラティス うさぴこです。

 

一昨日、うさぴこレターvol.5を発送しました。

ご利用いただいた方に毎月お送りしているお手紙なのですが、
今回は特別に公開します!

 

うさぴこレター#5テーマは汗

 

ちょっと読みづらいですよね(^^;
内容はこんな感じなのです。

 

 

 皆さんは、汗にどんなイメージをお持ちですか?
 ベタベタする、化粧が崩れる、気持ち良い、すっきりする…人によって様々ですよね。

 今回のうさぴこレターのテーマは、『汗』にスポットを当てて、本格的な夏に備えていきたいと思います。

 

<汗は強力な身体の冷却装置!>

 汗は血液を原料として作られます。血液よりも薄い塩分を含んでいますが、大部分は水分です。

 暑い夏の日に、玄関や道路に水をまく「打ち水」がありますよね。あるいは上から降りそそぐミスト。

   汗はこれと同じように、水分が乾く時に周りの熱を奪っていくことで、身体を冷やしてくれます。

 

 

<暑熱順化で夏を乗り切ろう!!>

 熱中症の話は夏になるとよく耳にますが、「しょねつじゅんか」、
 という言葉はあまり聞いたことがありませんよね。今年はぜひ覚えてください!

 「暑熱順化」とは、暑さに対する「慣れ」によって、身体がより強い暑さや長時間の暑熱に
 耐えられるように適応することです。つまり暑さに対して抵抗力をつけると、

 ・汗の出始めが早くなる

 ・サラサラした汗をかきやすくなる(塩分が失われにくくなる)

 ・体温の上昇が少なくなる

 ・最小限の汗で身体を冷やせるため、体液が失われにくくなり
  心拍数の増加が軽減する

 といった効果によって、熱中症を起こりにくくすることができます。

 ちなみに、汗にも効率のよい汗とよくない汗があります。

効率のよい汗 効率のよくない汗
蒸発して目に見えない汗(有効発汗)。
最小限の汗で身体を冷やすことができる。
蒸発せず目に見える汗(無効発汗)。たくさん汗をかいても身体を冷やせず、脱水しやすい。

 無効発汗は汗の孔を塞いでしまいます。皮膚面の塩分も一緒に拭き取ってしまいましょう。

風呂上がりにコーヒー牛乳を飲んでくつろぐうさぴこ

 

<本格的に暑くなる前に!!梅雨の今からできる5つの作戦★>

 暑さに対する抵抗力をつけるために、まずはできることから実践してみましょう。

 ①空調の外に出て、1~2時間自然の温度に触れる                

   ②入浴時に湯船に入り、汗をかく →入浴後はうちわなど自然な風で体温を下げる

 運動(汗ばむ程度)を取り入れる  →例:帰宅時に1つ手前の駅から歩くなど

   ④食べ物の偏りを避け、お腹を冷やさない →例:氷入りの飲料を控えるなど

 ⑤日付が変わる前に寝る 内臓の修復時間を作りましょう!

 

   まずは温度や時間にこだわらず、できる範囲で続けてみましょう。
  (毎日繰り返せば
2週間ほどで暑熱順化が完成します。ただし順化が完成しても、
   定期的に暑熱刺激が入らないと、
3週間で消失します)

 また、④と⑤は東洋医学の考え方を取り入れています。
   西洋医学では血液を作るのは骨髄ですが、東洋医学では小腸が血液を作ると考えられています。
   小腸で食べ物の栄養を必要なものと不要なものにより分け、そこから血液を作るのです。

胃、肝臓、小腸、大腸のイラスト

 冷たい飲み物や、熱を奪う食べ物ばかりを食べて小腸が冷えると、
   汗の原料である血液を作る働きが落ちてしまったり、その他の臓器にもその冷えが伝わってしまいます。
 せっかく暑さへの抵抗力をつけようとしても、内側が冷えて整っていなければ、
 順化は成立しにくくなります。

 睡眠も内臓を修復するための大事な時間です。
 心や感情の安定にもつながりますので、
2359分でもその日のうちに布団に入れたら
 自分を褒めてあげましょう。

親指を立ててGOサインを出すうさぴこ

 できることから少しずつ始めてみることで、この夏のあなたはきっと変わる!はずです。

 

 

と、こんな内容でした。

今回参考にさせていただいたのが、こちらです。

図書館でも借りられます。
殆どが文字ですが、汗の情報がぎっしり詰まっています。

 

うさぴこレターはコンセプトが「保健だよりのように、優しく手軽に読めるおてがみ」なので、
取り上げた情報はほんの一握りですが、
汗が血液でできていること、汗にも効率の良い汗と良くない汗があることなど、
知っているようで知らないことが詳細にわかり、とても面白いと感じました。

また、今回はじめて取り入れてみた東洋医学。
まさか汗が小腸につながるとは。
でも厳密にいうと、血液の働きをいろいろな内臓が分担しあっているので、
小腸だけでなく、みんなお互いに影響しあっているのです。
もっとうまく伝えられるようになりたい…!

こんな拙い内容ではありますが、今後も学んだことを咀嚼しながら、
少しずつ発信していきたいと思います。

ふう…次は何にしよう…

骨盤ダンスを踊るうさぴこ