子宮内膜症の話(2)

子宮内膜症のイラスト

うさぴこの女性特有の病気のお話第2弾。
今回のお話は子宮内膜症の話(2)の続きです。

 

前回は子宮内膜症がどんな病気で、できた場所によって起こる問題についてお話をしました。

今回はもう一歩すすんで、内膜症をどうやったら防げるか、できてしまったとしても日常でどんなことに気をつければよいのか、東洋医学の視点を交えてお伝えしていきます。

子宮とうさぴこ

 

子宮内膜症はなぜ起こるの?

そもそも、子宮内膜症はなぜ起こるのでしょうか?
その原因の1つとして考えられるのが、「月経血の逆流」です。

 

月経血の逆流の仕組み

子宮は膣以外に出口が2つあります。
それはどこかというと…卵管です。

経血が膣ではなく卵管から逆流するのは、2つの理由が考えられます。

月経血の逆流

①膣が狭い

初経を迎えて間もない未成熟な膣や、出産を経験していない膣は、出口が狭いのです。
そのため、月経血が逆流して卵管を通り、お腹の中に散らばりやすくなります。

 

②逆転のポーズなどの姿勢や生理中の性交など

要は逆流しやすい姿勢をとること、です。
ピラティスでもヨガでも、その他どんなスポーツでも、姿勢によっては経血の逆流を引き起こしやすくします。
例えば、ピラティスでいえばこんな姿勢です。

ヒップエスカレーター

ジャックナイフ
ヨガのアーサナであれば「逆転のポーズ」で検索するとたくさん画像が出てきますので見てみてくださいね。
これらの姿勢で静止時間が長ければ長いほど、逆流のリスクは高まるため、生理のときには特に気をつける必要があります。

とはいえ生理中でも体を動かすとスッキリしますので、運動自体は良いことです。
ただ、出血量が減ってから行うとか、短時間、無理のない姿勢を中心に行うようにしましょう。

 

これらの情報は、エクササイズをする側だけでなく、子どもを指導する立場の方にもぜひ知っておいていただき、子どもたちにも伝えて欲しいと思います。

 

逆流が起こらない人もいる

ちなみに、逆流が起こらない人もいます。

それは卵管が詰まっている場合です。

卵管は卵が精子と出会うための待ち合わせ場所であり、逆流が起こるということは、その通り道が確保されているという見方もできるので、逆流が起こること自体は決してネガティブな側面ばかりではないのですよ。

○の旗を見せ許可するうさぴこ

というわけで、月経血の逆流は決して特別なことではありません。
なにしろ

普通の生活を送っていても、90%の女性に逆流は起こるのですから。

そのリスクをあえて上げる必要がないので、逆流を助長する姿勢や激しい運動は避けたほうがいいわけです。

 

でも、そうなるといくつか疑問がわきませんか?

逆流した経血は、一体どうなるのか?
内膜症になる人とならない人がいるのはなんでだろう??

と。

疑問をもつうさぴこ

逆流した経血の行方

お腹の中には、腹膜という内臓の表面を覆う大きな膜があります。
実は殆どの場合、逆流血はタンパク質としてこの腹膜に吸収されるのです

 

ホッとしました?
そうですよ、吸収されないと困るんですよ。

 

つまり、逆流を起こしても、きちんと腹膜に吸収されていれば問題はないのです。

 

にも関わらず、子宮内膜症になる人と、ならない人がいるのは一体どうしたわけなのか?

ここで東洋医学の視点を入れていきますが、私なりの解釈になりますのでご了承ください。

 

東洋医学の視点

月経血が逆流したとしても、腹膜に吸収されれば本来ならば問題にはならないはず。
ではなぜ吸収されずにあっちこっちにくっついて、とどまり続けてしまうのでしょうか。

その原因の1つとして考えられるのが、「巡りの悪さ」です。

<巡りをよくする>

◯目にみえないもの

・「氣」「血」「熱」「水」

気血水熱のイラスト
本来巡るはずのものが巡らずにいる状態が「停滞」です。
では何が停滞しているのかというと、…それは人によって異なります。

それが「氣」なのか「血」なのか「熱」なのか、「水」なのか。
どれが停滞するかによって、出てくる症状が変わります。

症状に応じて巡りを妨げている原因に気がつき、少しずつ取り除いていくことが大切です。

 

・自分の想いを閉じ込めていないか

物言えぬうさぴこ
普段から、言いたいことが言えていますか?
やりたいことを実践していますか?
発散できていますか?

我慢して、ぎゅっと気持ちを内に閉じ込めるのが当たり前になっている人は、もしかするとそのこと自体に気がついていないかもしれません。

例えば子どもの頃から周りの目を気にして、うまく自分を表現できないまま育つと、いつの間にかそれが当たり前になり、表現の仕方を知らないままおとなになってしまいます。
そういう人は大抵周りの評価が「いい子」「いい人」です。

でも、自分の本当の気持ちを押しつぶして生きることは、周りに対して波風を立てないとしても、自分にとって心地いいことでしょうか。

心と体は密接に関係しています。
自分の心のあり方に気がつくことも、病気を治すためには必要なことだということをぜひ知っておいてください。

自分にとって1番の理解者は、自分なのですから。

 

◯目に見えるもの

例えば、自分の机の周り。整理整頓がされていますか?
部屋の窓を明けて、新しい風を部屋に入れていますか?
カーテンを明けて、太陽の日差しを浴びていますか?

自分にとって心地よい環境をととのえることも、物事がスムーズに進むように巡りを助けてくれます。

どんな些細なことでも良いので、小さなことからコツコツ変えていくこと。
それもあなたの中の「巡り」を必ず助けてくれるはずです。

 

けれどもし、それらをするだけの元気がないときには、巡らせるだけのエネルギーが足りていないのかもしれません。

 

巡りがよくなればきっと、不要なものが排出(吸収)されるという体に備わっている働きが目覚めて機能をしてくれます。

<血をきれいにする>

子宮内膜症は、「汚れた血がその場にとどまっている」イメージです。

本来は生理によって膣から排出される不要なものが、ずっと排出されずにたまってしまった結果、癒着を引き起こし、様々な弊害を招いている…

ということは、手っ取り早く、血をきれいにしてみてはいかがでしょうか?

 

血をキレイにするために必要なこと、それは

①何を食べないか
②何時に寝るか

 

①はつまり、食事を選ぶということです。
「健康のために◯◯を食べましょう!」という情報はよく見聞きしますが、それを全部食べることは不可能ですよね。
体質も人によって異なりますし。
それよりも、体にとって要らないものを選ぶことの方が簡単です。

例えば、添加物を極力避ける。
コンビニ、ファストフードを利用する回数を減らす。

利用状況にもよりますが、これだけでもだいぶ違ってくると思います。

食事については、もう1つのブログ「生理をととのえるうさぴこ飯」で毎日実践しているため、よろしければご参考ください。

 

②は毎度おなじみではありますが、こちらのリンクで詳しくお話しています。

 

そして、自分の血がきれいか否かは、毎月の生理が教えてくれます。
塊の有無、経血の色。
これほどわかりやすい指標は他にありません。

もし更年期を迎えて生理が終わっていたり、ピルで止めていたり、手術をして生理そのものがなくなっていたとしても、過去の自分の生理を振り返ることで自分の体をととのえることができます。

 

病気そのものへの不安は尽きないとは思いますが、なってしまったものは仕方ありません。
そのことを嘆くよりも、まずは自分の体が発しているこれらのサインに気がついて、原因を見つめ直していくところから始めましょう。

 

そうすることで、自分でも気づかずに抱え込んでいる心や体の緊張に気がつくことができます。
気がつけば、向き合い方も変わってくるはずです。

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