玄米食その後②

こんにちは。整体・ピラティスうさぴこです。
蒸し暑さが増してきましたね。
今週か来週辺り、東京も梅雨入りとなるのでしょうか?

 

さて、以前「玄米」に関する記事を載せたのですが、覚えていらっしゃいますか?

 

その後数ヶ月が経ち、玄米との向き合い方が少しずつ変わってきたのでお伝えしたいと思います。

 

体にとってちょうどいいもの

今我が家では、玄米よりも五分搗きがメインです。

玄米は精米の度合いによって、
玄米 > 一分搗き > 三分搗き > 五分搗き > 七分搗き > 白米
といった具合に分けられますが、五分搗きは白米寄りの分搗き米になります。

この五分搗きをメインに、その日の調子や気分に合わせて「白米」や「玄米」、それに雑穀や黒米などを組み合わせて楽しんでいます。
個人的には、玄米・五分搗き・雑穀入りの食感が好きです。

 

メインを五分搗きにした理由は、

①玄米を食べ続けると、夫も私も便が詰まりやすくなる
というのが1つ。

いや〜夫婦そろってお腹弱めなんですよ。
ちなみに母は、どのお米になっても便に変化はないそうです。
丈夫で羨ましい…

玄米に含まれる糠には食物繊維やミネラル、タンパク質などが豊富に含まれているものの、消化に時間がかかるというデメリットがあるため、私たち夫婦のようにお腹の弱い人には不向きです。

 

じゃあなんで白米にしないの?という疑問がわくと思うのですが、

②白米はものによって食後に眠さが出るためです。
夜に食べると寝覚めに影響する、というのも体感しています。
(※品種改良の度合いや栽培方法、農薬の有無にもよります)

 

白米は消化という意味では玄米よりもお腹に優しいのですが、分づき米や玄米を食べ慣れてくると、血糖値の急激な上昇がもたらす反応が、自分の体にとても負担になると感じられるようになりました。

これは白米に限ったことではなく、甘みの強い食品や、小麦ものを食べたときにも同じように起こります。

 

食後に起きる強い眠気も、時間が経ってから起こる便秘も、どちらも食べ物に対する体の反応です。

これらが起こらない食事の方が、体にとって負担が少ないことは間違いありません。

 

そうして反応をみながら行き着いた先が、我が家では「五分搗き」をメインにした食事でした。
これだとどちらの反応も出にくく、比較的元気でいられます。

 

体に合う食事がいつも同じとは限らない

ただですね、今のこの時期の体調に合う食べ物が、これからやってくる夏に合うとは限りません。

 

以前、食べ物の陰陽のお話をうさぴこレターでしたのですが、覚えていらっしゃいますでしょうか。

マクロビオティックの食べ物の陰陽表

上の表は、マクロビオティックの陰陽表です。
食事をそれぞれの性質から「中庸」「陰性」「陽性」「極陰性」「極陽性」の5つに分けることができます。

中庸は陰陽のバランスがよく、ゆさぶりの少ない食べ物です。

陽性は体が収縮して温まる物、陰性は体が緩んで熱を冷ます物です。

 

玄米や白米はこれらのどこに分類されるかというと、白米は極陰性になります。

じゃあ玄米は体にいいから中庸なんでしょう?と思ってしまいがちなのですが、実は基本的に陰性寄りに分類されていて、決して中庸ではないのです。

 

となると、「陰性は『体がゆるんで熱を冷ます性質がある』なら、これからの季節にはいいんじゃない?」と思いません?

でもね、暑さで食欲が落ちた真夏に、お腹にずどんと溜まる可能性のある玄米を食べたいと思うかどうか、ですよね。

ソーメンやら冷やし中華のようなさっぱりとした麺類が好まれる夏ですよ?
玄米はちょーっと…人によっては重いかもしれませんよね(^^;

 

体が受けつけない、と感じたら、そのときは五分搗きを七分搗きに変えたり、無農薬の白米に変えればよいと思います。

 

それから、「酵素玄米」って聞いたことがありますか?

酵素玄米とは、玄米を小豆と塩で一緒に炊き、2〜3日保温して熟成させた状態のものをさすのですが、長時間熱を加えた食べ物というのは、その過程で陽性のエネルギーが強くなります。
濃縮されたエネルギーが強くこもるイメージです。

もしこれを、冬ならともかく夏に食べ続けたらどうでしょう。

びっくりして青ざめるうさぴこ

体に熱がこもってしまう可能性がありますよね。

熱のコントロールがキモとなる夏に、あえて強い陽性の性質をもつ食べ物を入れる必要があるのかどうか。
体に聴いてみましょう。

 

そうはいっても夏に蒲焼きとか、ビアガーデンで焼肉とか、食べて発散したい!ということも時にはあります。

そんなときには熱を冷ます陰性のものや、スパイス、大根おろしなどの薬味を組み合わせてあげると、体にこもった熱の発散を助けてくれます。

飲食店の食事の並んだテーブル

 

そのとき欲しい食べ物は、体からのサインです。

合わないものを「世間がいいというから」と無理矢理とるのではなく、そのとき食べて美味しいもの、体が欲するものを実際食べてみてどう感じるかが大切です。

体をゆるめたいのか。
発散したいのか。
体をぐっとしめたいのか。

特に極陰性の食べ物を欲するときには、体の緊張がめちゃめちゃ強くなっているサインです。

食べ物以外で上手にゆるめられるればベストですが、氣が足りなくなってチャージが必要なのかもしれない、ということを真っ先に思い浮かべていただけると無理をしないですむと思います。氣のタンクを背負ううさぴこ

そのときそのときの体の声を聴きながら、玄米や食事と上手に向き合ってくださいね。