ピラティスの後の変化
先日、ペアピラティスを体験していただきました。
お二人が目指す、「痛くならない身体」や「疲れにくい身体」。
一体どうやったら手に入るのでしょうか…
ヒントは、「バランスよく動くこと」。
特定の動き(ムーブメント)だけを行うのではなく、
筋肉を縮めたり、伸ばしたり、長さを変えずに使ったり、
様々な動きをすることによって
身体が少しずつ、目覚めていきます。
例えばこんな感じ(笑)↓
このイラストは、胸郭のムーブメントの方向を示したものです。
詳しくはこちら
人の動きは複雑です。
実際には、これらの動きが組み合わさって動作が起こります。
それを一度バラバラにして、統合することによって、
最後にはこれまでと違った姿勢、身体の状態を作ることができます。
今回のレッスンの後には、興味深い感想をいただけました。
それは、
「身体が傾いているような感じがする」
ということ。
見た目にはそのように見えませんでしたが、
本人の身体の正直な声がそこに現れているのだと私は感じました。
ピラティスを受けたのになぜ?と思われるかもしれません。
例えばスマホやPC。
長いことアップデートせずに使っていると、
新たに情報が書き換えられたときに、こんなふうに思ったことはありませんか。
「前の方が使いやすかったのに!!(# ゚Д゚)ノ”」
「前の仕様を返せー!」
って。
実際前の方がいい、ということもあるにはあるのですが、
多くの場合は機能的に良くなっている(はず)なのですよね。
身体の情報もこれと同じことがいえます。
長いこと、偏りのある習慣に慣れ親しんでいると、
身体と脳が、入ってきた新たな情報に違和感を感じるのです。
左右をバランスよく使うことによって、本来は心地よくなっていただきたいのですが、
そうではない反応が起こることもあるのです。
ただし、回数をこなすうちに、情報はどんどん書き換えられていき、
新しい身体をスムーズに受け入れられるようになります。
月1回でも変わります。
月2回では、さらに変わります。