うさぴこレター2019年5月号
生理のお話
こんにちは。
暖房のいらない時間が長くなって、過ごしやすい季節になりましたね。
今月のうさぴこレターは、女性にも男性にも知ってほしい「生理のお話」です。
生理はなんのためにあるの?
(1)健康な子どもを産むため
生理は女性が妊娠、出産をし、次世代へと子孫を残すために必要な機能です。
妊娠すると胎児に優先的に栄養を供給するために、ある程度の蓄えが必要となります。
そのため、一定の体重に達すると初経が到来しやすい、と西洋医学では考えられています。
ちなみに日本における初経時の平均体重は43kgです。
これは時代的な背景や文明化の程度、栄養環境などが大きく関わっているため、時代とともに移り変わっています。
一方で、東洋医学では初経の到来の見方がちょっと異なります。
「体が成長して、氣と血が満ちると生理が始まる」という考え方です。
血はなんとなくわかる気がしますが、氣って…一体なに?って思いますよね。
そのお話の前に、2つ目の生理の役目についてお話します。
(2)約28日に1度、血と一緒にいらなくなった物を外に出す
ここからのお話は東洋医学がメインになります。
生理の役目は「子どもを産む」ためだけではありません。
月に一度、体の中のいらない物を外に出し、きれいに浄化する役目も果たしているのです。
ここでいういらない物とは、西洋医学的には「肥厚した子宮内膜」なのですが、東洋医学的にみると目に見えないものがそこに含まれています。
それが「氣」と「熱」なのです。
●氣 … 体を動かすエネルギー。呼吸と食事から作られる。
●血 … 体を潤し、栄養する。食事から作られる。
●熱 … 体を動かすエネルギー。氣と運動から作られる。
この、「氣・血・熱」が過不足なく体を巡っていることが大切であり、使われた後には不要なものに変わります。
それらを生理に合わせて下腹部に集め、「体の下から出す」ことが、生理の役目なのです。
もし下から出せないと、体はやむを得ず他の場所から出そうとして、口や皮膚など様々な場所に症状が現れやすくなります。
めまい / 不安 / 倦怠感 / 自律神経症状 / イライラ / 抑うつ / 情緒不安定 など
毎月の生理の状態をチェックしよう
生理のことって、症状のない人にはわかりにくくて、辛さを訴えてもなかなか理解されにくいんですよね…
でも、人に理解されようがされまいが、とりあえず自分の生理を知っておくことは大切です。
まずは毎月の自分の生理の状態を、こんな風にチェックしておくと良いでしょう。
- 生理痛はある?
あるときは生理前/生理中/生理後半/終了後のいつ? - 生理のときの症状は?
重い/イライラする/元気が出ない/ギュッと痛む などなど - 生理周期は?
早い/遅い/普通(平均は28日くらい) - 経血の量は?
多い/少ない/ダラダラ続く - 経血の状態は?
血の塊がある/血の色が暗い/鮮血/ドロっとしている など
ちなみに、西洋医学の指標を下記のページに記しています。
参考までにご覧ください。
生理の症状は体からのお便り
痛みなどの不快な症状は、体が気がついて!と発しているサインです。
これらを受け止め、体に優しい生活を過ごすことが、返事を返すことにつながります。
自分で生理をととのえるための月経カウンセリング
薬に頼らず、生理をととのえていくために、うさぴこでは5月から新メニューとして「月経カウンセリング」を始めます。
問診票とカウンセリングからご自分の生理を知り、生活を振り返っていただくことで、あなたの体の発するサインを読み解き、生理をととのえるお手伝いをしていきます。
生理をととのえると、自分でも考えていた以上に生理に振り回されていたことに気が付きます。
そして、
♥心と体が楽になる
♥生理用品が節約できて、経済的
♥出血や痛みなどによる計画の変更がなくなる、少なくなる
♥通院自体を減らせる、医療費が減る→
✨自分のやりたいことのために時間とお金を使えるようになる✨
↑これ、大事なんですよ、ホントに。
病院の待合室で過ごす時間を、自分のために使うとしたら、あなたは何をしたいですか?
女性が自分らしく元気でいるために。
うさぴこでは応援していきます。